朝起きるとこめかみが重い、首の付け根が張っている、肩がこわばって頭痛まで出る。
このような不調の背景に、寝ている間や日中の食いしばり・歯ぎしりが隠れていることがあります。あご周りの筋肉が緊張すると、首・肩・頭へと負担が広がり、こりや痛みが慢性化しやすくなります。
食いしばり・歯ぎしりで起こりやすい症状
- 朝のこめかみ・頬のだるさ、頭痛
- 首こり・肩こり、背中の張り
- 口が開きにくい、あごの音・痛み
- 目の奥の疲れ、集中しづらさ
- 歯のすり減り、詰め物が取れやすい
あご周り(咬筋・側頭筋・内外側翼突筋)が硬くなると、首の前側の筋肉や肩甲骨周りまで緊張連鎖が起き、首こり・肩こり・緊張型頭痛を引き起こします。
なぜ首こり・肩こりにつながるのか
- あごを強く閉じる力が首の前側の筋肉に伝わり、首の自然なカーブが崩れる
- 肩をすくめやすくなり、肩甲骨が前に固まりやすい(巻き肩)
- 浅い呼吸になり、胸まわりが硬くなって血流が低下
- 寝ている間の歯ぎしりで首や肩が夜中ずっと緊張し、朝の強張りに直結
自分でできる簡単セルフチェック
- こめかみを軽く押すと痛い、筋張っている
- 頬の外側(奥歯の上)をつまむとコリコリして痛い
- 口を大きく開けると左右で軌道がブレる、音がする
- 朝起きてすぐ首・肩が固い、頭が重い
- 日中、集中時に奥歯が触れている(本来は上下の歯は離れているのが自然)
当てはまる項目が多いほど、あごの緊張が影響している可能性があります。
今日からできるセルフケア
- 舌先の位置を整える
上の前歯の少し後ろ(上あごのスポット)に舌先を軽く当て、上下の歯は離す。唇はそっと閉じる。これが「安静位」。 - こめかみ・頬のセルフリリース
指腹で円を描くように10〜20回、やさしく撫でる。痛気持ちいい程度で止める。 - 胸開きと肩甲骨寄せ
壁に前腕を当て、胸の前を伸ばし20〜30秒。次に肩甲骨を背中へ寄せて5秒保持×10回。 - 呼吸リセット
鼻から吸って肋骨を横に広げ、口から長く吐く。5呼吸。食いしばりの衝動が下がりやすい。 - 寝具の見直し
枕が高すぎると下あごが押し上げられ、食いしばりを誘発。首のカーブが保てる高さに調整する。
※顎関節に鋭い痛みがある場合は無理に口を大きく開けず、痛みの少ない範囲で行ってください。
日中の予防ポイント
- 集中作業の合間に「歯、ふれない」と小声でつぶやく(リマインド)
- パソコン画面は目線の高さ、肘は90度。肩をすくめない
- カフェイン・アルコールの摂り過ぎに注意(夜間の歯ぎしりを助長することがある)
- 食事はよく噛むが、硬すぎる食品の過剰摂取は控える
整骨院でできること(あるむ鍼灸整骨院)
- あご周囲(咬筋・側頭筋)と首・肩の緊張を丁寧にゆるめる手技
- 肩甲骨や肋骨の可動性を引き出し、姿勢と呼吸を整える
- 必要に応じて電気施術(フィジオアクティブHV)や鍼灸で血流を改善
- 日常の食いしばり対策(舌・唇・歯の安静位、仕事環境、睡眠時の姿勢)を具体的に指導
- 歯科でのマウスピース併用が必要そうな場合は受診の目安をお伝え
「朝の頭重感が減った」「首の動きが楽」「肩の張りが戻りにくい」などの変化を目指します。
受診の目安
- 口の開閉で痛みや音が続く、口が開けにくい
- 首こり・肩こりに頭痛やめまいが重なる
- 朝のこわばりが数週間続く、セルフケアで改善が乏しい
- 歯がしみる、すり減りが気になる(歯科受診とあわせて相談)
まとめ
食いしばり・歯ぎしりは、首こり・肩こり・頭痛の見落としがちな原因です。
あごの緊張をゆるめ、姿勢と呼吸を整えるだけでも負担は大きく下げられます。つらい時は無理をせず、専門的なケアと家での再発予防を組み合わせて改善していきましょう。
あるむ鍼灸整骨院(都城市・三股町)
JR日豊本線 三股駅から徒歩10分/駐車場完備
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あるむ鍼灸整骨院
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